UE4 変なマテリアルまとめ

手描きテクスチャ信者の背景デザイナーがUE4を触っていて作ったもの(主に変なマテリアル)を紹介

【デジゲー博2019】ゲームを初出展。(後編)~展示用ビルドはこうした方がよかった~

先日、11月16日(土)に開催された「デジゲー博」に、制作中のゲーム「クリオネコ」を出展してきました。

この記事では出展の反省も兼ね、その振り返りをしていきたいと思います。

次回以降に出展する方の設営の参考になれば幸いです。

 

この記事は後編です。

前編はこちら。

 

weirdmaterials.hatenablog.com

 

後編では出展したゲームの内容についての反省・デジゲー博の所感をまとめたいと思います。

 

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クリオネコ」のスクリーンショット




 

【所感】 

デジゲー博はあたたかい反応の人が多い

出展する前は、「シビアな批評をぶつけてくる人も多いのかなぁ」と少し緊張などもしていましたが、

蓋を開けてみればそんなことはなく、作品を肯定的にとらえてくれる方ばかりでした。

デジゲー博には入場料が必要ということもあるとは思いますが、積極的に自分から楽しもうとしてくれるお客さんが多かったように思います。

 

開会から閉会まで活気があり、居心地は良い

1ブースを廻るのに費やす時間が多めな事情もあいまってか、会場はイベント通して活気にあふれています。

とはいえ、コミケほど人がすし詰めで大変ということもなく、けっこう混んでるな~というくらいです。

 

デジゲー博運営さまの対応もとてもスムーズ

今回初めて出展しましたが、運営さまの手続き説明や当日の誘導などがとてもしっかりされていて、

目立ったトラブルもなくスムーズに参加させていただくことができました。

今一度運営に参加されていた方々に感謝を申し上げたいと思います。

 

【出展ビルドの反省】

販売プラットフォームを決めておくべきだった

今回の一番の反省点です。

 

結構な人数の方に「何のプラットフォームで売るんですか?」と聞かれましたが、

正直なところまだ何も決めておらず、曖昧な形でしか返事ができませんでした。

 

買うお客さんとしても、自分の持っているプラットフォームで出るかどうか分からないと、これから先そのゲームの情報を追うべきか分かりません。

加えて何より、プレス系の方々にとっては自分の守備範囲かどうかが分からなければ記事に取り上げることができません。

プラットフォーム未定だったがために、せっかく記事に取り上げてもらえるかもしれなかったチャンスをいくつか逃したかもしれません・・・

 

これは自分の肌感ではありますが、デジゲー博に来ていたプレス系の方々はスマホアプリをメインにしている方が多いようで、スマホ対応することの重要性を改めて認識させられました。

制作中の「クリオネコ」も、スマホ対応を前向きに検討したいなと思いました。

そのためにはまずUE4でスマホ向けにパッケージする方法を調べないと・・・

 

余談ですが、そんな中でもゲームキャストさんの記事で「クリオネコ」を取り上げていただきました。

www.gamecast-blog.com

今一度感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 

ゲーム内チュートリアルを入れておくべきだった

操作説明の紙は用意してブースに置いておきましたが、

やはりゲーム内でチュートリアルが表示される仕組みは必須です。

 

試遊されていたお客さまのプレイを見ていると、「作り手はこう遊んでほしい」と思っているようにプレイしてもらえることは稀です。

それはやはり、ゲームの遊び方が十分に説明できていない、伝わっていないからです。

 

めちゃくちゃ飲み込みが早い方は何も説明がなくてもあっという間に模範的なプレイをしてクリアしたりなんて事もありましたが、

システムを完全には理解できないまま試遊を終えてしまう方も多かったです。

 

ゲームの基本的な面白さのサイクルが体験できるようなチュートリアルを入れておくべきだったと思っています。

クリオネコ」で言えば、「オキアミ(コイン)を集める→寿司(武器)を取る→寿司を消費してコンボを稼ぐ→コンボボーナスでコインを集める...」のサイクルです。

 

遊んで頂いているお客さんに直接口で説明することもできますが、

やはり限界があります。お客さんとしても遊びながら話を聞くのは大変ですし。

 

タイトルデモは絶対入れてよかった

タイトル画面で十数秒放置すると、動画が流れるようにゲーム内で実装しました。

www.youtube.com

↑こんな動画です。

 

これを実装することで、試遊台とPV用の画面を分けて設置せずに済みます。

できるなら絶対にやったほうがいいです。

 

【その他面白かったこと】

なんでアンリアルエンジン4製なのかめっちゃ聞かれた。

「何故オマエはUnityを使わないんだ・・・?」という質問にも聞こえましたが(曲解しすぎか・・・?)自分は根っからのUE信者なのでこれからも使い続けると思います。

(開場前にUE4ステッカーをくださったおかずさん、ありがとうございました)

 

ちなみにクリオネコは一切コードを書かず、フルブループリントで出来ています。

 

ダウンロードカードを5枚まとめ買いしていった海外のアニキがいた。

200円のDLカードに1,000円で支払いされたので、800円をお返ししようとしたら

「No,No,ファイブ!」と返されました。マジでびっくりしました。

笑顔がステキなアニキでした。ありがとうございます。

 

【まとめ】

デジゲー博、出てよかったです。

クリオネコ」はこれからも頑張って開発していきますので、

何卒あたたかい目で見守っていただければ幸いです。

(Webサイト制作してくれたたべろうさん、ありがとうございます)

inugelabo.sakura.ne.jp